Lily Style ⼥性経営者インタビュー
代表取締役社長 並木里也子

女性経営者からお伺いする従業員の幸せづくり

日本ではまだまだ数が少ない女性経営者がどのように社長になり、どんなビジネス観を持って経営に当たっているのだろう……。自らの学びのため、そして憧れの女性経営者の生の声を後進の女性たちに届けたいという思いで始めた女性経営者インタビュー。第一回のゲストは女性ファンの多いウェブメディアを運営する株式会社アイランド(ailand)の粟飯原理咲(あいはらりさ)さんです。

里也子:アイランドについて教えてください

粟飯原:アイランドは、2003年から“みんなの暮らしを楽しく心地よく”というコンセプトでウェブメディアの会社を運営しています。全国のおいしいお取り寄せを紹介する「おとりよせネット」という日本最大級のお取り寄せ情報サイト、それからSNSでお料理を発信している人をフーディストと名付け、その方たちのポータルサイトである「レシピブログ」、料理インスタグラマーのコミュニティ「フーディーテーブル」、料理Twitterメディア「スグレピ」などを提供する「フーディストサービス」。また、一日の始まりの朝をいかに気持ち良く過ごすかをテーマにした「朝時間.JP」という日本初の朝方ライフスタイルウェブメディアも運営しています。

里也子:以前から学生時代や起業の経緯のお話をお聞きしたいと思っていました。もともと経営者志向だったのですか?

粟飯原:学生時代には会社をやろうと思ったことは一度もありませんでした。実は大学に入ってすぐ海外旅行に行くと言ったら親から仕送りを止められてしまい、1年生の秋から3年間、アルバイトで生活をしていました。20種類ぐらいの仕事をやりましたが、それで働くのは楽しいって気が付いたんです。
アルバイト先の一つにケーブルテレビ局があって、制作とパーソナリティをやっていたのですが、そこでマルチメディアや新しい放送に興味を持ちました。そしてインターネットのビジネスをやりたいと思い、新卒でNTTコミュニケーションズに入社し、マルチメディアの情報開発の仕事に就きました。
その後、リクルートに転職し、インターネットの情報メディアを作りました。
でも、社会人のスタートは落ちこぼれだったんです。面接でケーブルテレビでアルバイトしていたのでマルチメディアやりたいですと言ったので、インターネットに精通していると思われて入社したのですが、実はパソコンに触ったこともなかったんです。他の人たちは理系のプログラム書けるような人ばかりでした。
でも、配属されたオンラインショッピングのシステム開発の事業部で開発していたネットで野菜を買えるシステムの画面を見ていたら、「あ、これは消費者がみたら買いづらいな」と思ったんです。
その時、インターネットのことがよく分からない女性の生活者の立場から「こうだったらいいのに」を発信していったらどうかと考え、それを外部の人に話をしたら、「それをやるなら、ひとりで発信するんじゃなくてコミュニティを作って、そこから発信したらいいんじゃないか」というアドバイスをいただきました。
それで、女性がインターネットサービスについて、こうなったらいいという思いを発信するコミュニティを作って、たくさんの女性に声を掛けて入っていただきました。このコミュニティをスタートさせたら、インターネット業界全体が理系の男子中心の業界だったですから、すごく話題になってたくさん取材をしていただき、社会人2年目で書籍も出し、偶然、業界でレアな立ち位置になりました。
落ちこぼれだったから始めたことが会社に役立つのだなと分かったので、こんなサービスがあったらいいなと思ったときに他の人が作らないなら自分がやろうと思うようになったんです。

里也子:レアな立ち位置という意味では、私自身、元アスリートで、主婦やキッズキャンプ運営をしていたのに1年前に経営者になったというほんとにレアな存在です。今のお話を聞いていて、悩んだことがきっかけになり、女性ならでは立場から、それまでになかったサービスに取り組むことになり、今の理咲さんがあるんだなということがよく分かりました。


里也子:私は、幸せな社員のいる幸せな会社を作るということを目標にしています。理咲さんは社員の幸せ作りについてどのようにお考えですか?

粟飯原:幸せって難しいですよね。いくつか大事だと思っていることがあります。幸せっていろいろあるじゃないですか?会社として何を幸せというのをビジョンとして持つのはすごく大事だと思います。すごい仕事が大好きで猛烈に働きたい。9時~5時で働かなくてもよくて、死ぬほど働いて将来は起業もしたいというような人は9時~5時の会社に入ってしまったら物足りなくて不幸になってしまう。逆にプライベートを充実させたいと思っている人がベンチャーだから土日も働こうね、みたいな会社に入ったら不幸になってしまう。何が幸せなのかはちゃんと聞かないといけないなというのは反省も含めて思っているので、アンケートとか(社員と一対一で話す)ワンオンワンとかはすごくやっていて、いろんな声を上げてもらいたいなと思っています。

里也子:おっしゃる通り人によって幸せは違いますよね。まず、聞くこと、これは心掛けていきたいなと思っています。私は今、会社でクラブ作りをしたいなと思っています。古くからある会社ですので、皆さんの思いがそれぞれ違うので、まずは共通の思いを持てる方のコミュニティを作っていけたらいいなと思っています。まずは一歩ずつです。


里也子:女性経営者としての苦労というのはありましたか?

粟飯原:そんなに苦労と思ったことはありません。運営しているメディアの性質上、女性経営者の方が説得力があるというか、そこは得したなと思っています。 女性経営者の強みであり弱点でもあるのは、感受性が強いことです。すごく気を付けていないと気まぐれに見えてしまったりとか感情の波がありすぎて周りがついていけなかったりするときがあると思います。なるべく一定の機嫌でいることが大切なような気がしています。

里也子:すごくよく分かります。私も選手時代から瞑想をしたりして心を静かに保つようなトレーニングをしていましたし、それは大事だなと思います。それから、会議の場に女性がいるだけで場の雰囲気が穏やかになるような気がします。おっしゃる通り男性と女性では視点は違いますし、それぞれの持つ良いところが活かされるような職場作りをしていけたらと思っています。

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