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SPレコード時代とレコード針の発展

   最終更新日:    公開日: 2020/10

前回のレコード針のはなし2:最初の蓄音器から10年、SP時代を迎えたレコードレコード針についてお話しします。

SP時代のレコード針にはクラフトマンシップを感じてしまう。
さまざまな知恵が注ぎ込まれている。

エジソンを追って10年後。

ベルリーナが円番式蓄音器を発明。レコードは、大量複製ができるようになりました。この蓄音器はグラモフォンと名づけられました。
ベルリーナの方法による蓄音器は、録音体(マスター)が複製の容易な円盤状であり、音溝は横波式でした。蓄音器はやがて、安価で小型のぜんまいモータ、およびメッキによって原盤から数多くのレコードを作る大量生産技術の開発により、取扱いが便利で保存しやすくなったこともあって、広く普及を始めました。

レコードの材質もすごいスクラッチ・ノイズを発生するエボナイトからシェラックに変わって、音質的に長足の進歩をとげます。そして、1924年ベル研究所によってマイクなどを使った電気吹込みの実験に成功。従来のラッパ吹込みに比べ音域は2オクターブ半も広く、澄んだ音で微妙な音まで録音できるようになりました。

SP時代の代表的なレコード針

カタチ、材質が違えば、音質も音量も変わったSP時代のレコード針

――ざっと列挙しただけでも、再生針には鋼鉄針、タングステン針、クロームメッキ針、竹針、植物の刺針、陶器針、ガラス針などなど……いろいろ考案されました。もちろん、サファイア製、ダイヤモンド製の高価な再生針もありました。では、主に使われた代表的な再生針の音質・音量について知識を深めましょう。

竹針

柔らかいため感度が低く、高域のレスポンスも劣っていたもののマイルドなトーンが魅力。一回ごと先端をハサミでカット。そのたびに音質が変わった。

鉄針

もっとも普及した再生針です。太さ・長さに寄り最強音針(Extraloud tone)、全音針(Full tone)、半音(Half tone)、弱音(Soft tone)とがあり、同じサウンドボックスであっても針の種類を帰れば、音質も音量も変えて楽しむことができました。また、ペン先に似た鉄針や、美しくペイントされたカラフルな珍品鉄針もありました。


レコード針のご説明は当社の以下ページでも詳しく掲載しております。

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