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Lily Style 女性経営者インタビュー [第三回]

   最終更新日:    公開日: 2021/11

代表取締役社長 並木里也子

第三回のゲストはアダマンド並木の工場がある秋田県横手市で子どもの生きる力を高める教育をテーマにさまざまな活動を展開する株式会社オクシューPLUSの奥真由美副社長です。

里也子:オクシュープラスはどんな会社ですか?

奥:オクシューPLUSはエネルギー部門と教育部門の二つの業務を行っている会社です。私は副社長でありますが、学習塾や英会話、ロボットプログラム、幼児教育など幼稚園から大学生までを対象とした教育部門の塾長を務めております。現在は不登校の子のフリースクールや通信制高校なども運営し、どんな子どもにも社会で生かせる「生きる力」をつけてもらうことを目標として多様な学びを提供しております。

里也子:生きる力をつけるという部分を深掘りしてみたいと思います。どのようなことをされたのですか。

奥:以前中学の教師をしていたのですが、学校という枠の中だけでの教育というイメージが持てずに自分探しのため上京しました。大学でヨット部だった経験を活かせるかもと出会った会社は、海とヨットと教育を組み合わせたプロジェクトをスタートするタイミングでした。私は当時増え続けていた不登校の子どもと、ミクロネシアの無人島に大型ヨットで航海するという3カ月の冒険プロジェクトの現場教師。危険な大航海を経て無人島にたどり着き、家を建て熱帯魚を釣り、野生の植物を食べるという生活。嵐や灼熱を乗り越えた12名の子どもと4名の大人の運命共同体は、まさに「死なないように生きること」が目標。帰国した時、親御さんの目に映ったのは、日に焼けた笑顔だけではなく、体力もメンタルもたくましく成長した自分の子どもでした。

里也子:中学では学べないことを学んだんですね。その子たちはその後どうなりましたか?

奥:自分で考え判断し、選択する力を身に付けたと思います。学校に戻った子もいればプロのサーファーになった子もいます。みんな自立していろんな道で活躍しています。冒険によって子どもに“ゆるぎない自信”という突破口ができたのです。彼らは現在45歳ぐらいになっていますが、あの経験がなければ今の自分はなかったと言っています。
私は秋田の子どもたちに「生きる力」をつけてもらいたいと思っています。そのためには自己肯定感を高めることが大切。学力は高いのですが、自己肯定感が低く自信がない子どもが多いと感じます。与えられたことはできるが、自分から工夫したり創りあげることや、伝えたり表現することが苦手。本当に自分がやりたいこと、好きなことをどんどん伸ばすことによってモチベーションを上げ、褒めて認めて自信を持たせることで自己肯定感を上げていくといった方向性で指導しています。

里也子:子どもたちと接していても、会社で社員の方たちと接していても、自己肯定感っていちばん大事なんじゃないかなと思います。世界でアダマンド並木しか作れないものを作っているのだから、もっともっと仕事に自信を持ってもらえたらいいなと思います。

奥:わたしたちは外から秋田を見て、秋田の良さ、会社の良さを実感しているんですが、ずっと秋田の中にいると秋田の良さに気付けずにいるんですね。それを知っているわたしたちが盛り上げていく役割なのかなって思っています。

里也子:下の娘が今、小学3年生ですが、周りはみんな塾のことで悩んでいます。そういう悩みを持っている方って多いんじゃないかなと思います。今年、うちは受験生が2人いますが、私は自分の子供たちは多くの挫折を経験した方がいいと思っています。子供たちが聞いたら怒ると思いますが(笑)転んでけがをした方が強くなれると思います。どうお考えですか?

奥:決められた路線にそのまま乗っかって育った子どもは、大人になって過去を振り返った時に、それでよかったのかなと思う時が来ると思うんですよ。失敗して遠回りしてもいい。私は子どもたちによくいろんな質問を投げかけますが、「そんなことなんて考えたこともないのでわかりません」といった返事が返ってくることが多いです。親が何でもやってあげるので、自分で考えなくても生活が回るのです。だから自分で判断する力が非常に弱い。こんな時どうするのか?という危機管理能力も含めて、困ること、苦労や冒険といった経験がこれからの時代さらに求められる力ではないのかなと思います。

里也子:自分で考えさせるにはどうすればいいですか?

奥:塾では分からないことがあってもすぐに教えないようにしています。親から塾なのに教えないとはどういうことかと言われますが、とにかく「どうしたらいいと思う?」と問いかけ、ヒントは与えてもできるだけ自分の力で考えさせるようにしています。すぐに教えるのは簡単ですが、それでは子どもの力は育ちません。根気は必要ですが、粘り強くそこを待つこと。“与えすぎ”と“やってあげすぎ”が考える力をつける機会を奪っているのではないでしょうか。
受験も変わって行きます。これからは答えのないものに答えを見つけていく学習が主流になっていきます。


最後の質疑応答では、6歳のお子さんがいるシングルマザーからの質問で、宿題を教えていると、喧嘩になっていじけてしまうことが多い。奥さんはすぐに教えてはいけないとおっしゃられたがなかなか難しい、どうしたらよいかという質問がありました。

それに対し奥さんは、教え方は年齢によったり、子どもにもよる。依存性の高い子どももいれば自分で何とかしようとする子もいる。大事なのは考えるためのヒントと言葉がけ。教えているうちにけんかになるというなら、とにかくスモールステップでいいから、「できた!」「分かった!」というタイミングで、「すごいね!」、「天才じゃない?」と認め、ほめることだそうです。認めてほめることこそが、少しずつでも確実に子どもに変化をもたらします。是非試してみてくださいと答えられました。

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