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HIP処理(受託)HIP process

Orbrayでは、アルミナ、ジルコニア、強化アルミナなどのセラミックス粉末を、射出成形、プレス成形などで成形、焼成し、CIP処理やHIP処理などの後工程を行うことにより、強固で生産効率の良い精密部品を作り出しています。

HIP処理とは

HIP(Hot Isostatic Pressingの頭文字をとったもの)とは、高温・高圧(ガス圧)にて処理材料を加圧加工する技術です。日本語訳は「熱間等方圧加圧法」となります。数100~2000℃の高温と数10~200MPaの等方的な圧力を被処理体に同時に加えて処理するプロセスです。
一般的には、アルゴンなどのガスを圧力媒体として等方的な圧力を加えています。
等方圧力にすることで、相似形を保って緻密化(収縮)し形が崩れません。
熱間等方圧加圧装置(HIP)は、圧力と温度との相乗効果を利用して加圧する加圧処理装置で高い等方圧力と高温の相乗効果を利用します。
HIP装置と超精密加工技術、機械加工等のコア技術を組み合わせ、トータルサービスをご提供いたします。

HIP処理

HIP処理の特徴

  • 焼結品の高密度化・内部欠陥除去による機械特性向上
  • セラミックスなどの焼結品の残留空孔除去、緻密化

対応可能な材料

  • 窒化物を除いた、セラミックス(単色)
  • ※金属製品、複数色品は対応不可

HIP装置(コベルコ)仕様

*KOBELCO(株式会社神戸製鋼所)取扱説明書取扱説明書より抜粋

形式 加熱装置(ヒーター) 最高圧力
SYS50X-SB Mo 196MPa(2,000kgf/cm2)
最高使用温度 使用ガス 処理室寸法
1,500℃
常用は1,400℃推奨
Arガス 直径 220mm
高さ 500mm

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