INTERVIEW

先輩インタビュー No.06

強い手作り感、オーダーメイド感がある職人のような仕事なので、上手くいった時は確かな達成感が得られます。
技術職(要素開発)
技術統括本部 研究開発本部
研究開発一部結晶開発課
田中 祥太2008年入社
職種:精密宝石
拠点:湯沢工場

Q. 入社の理由をお聞かせください。

唯一無二ともいえる技術に惹かれたことです。元々は青森の黒石工場の説明会に参加させて頂いたのですが、地元秋田の湯沢の工場も見学してみないかと提案を頂きました。湯沢工場の宝石事業の希少性に魅力を感じ、研究室の恩師や先輩のアドバイスもあり、湯沢工場への応募を決めました。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

主力製品だったLED向けのサファイア材料の結晶育成技術をベースに、これをサファイア以外の材料へ展開、育成技術の確立および新素材の商品化を目指しています。現在はセラミックス蛍光体材料の育成等を担当しています。
サファイアに代わる新しい材料を作って、市場を開拓して商品開発しようとしているのですが、サファイアの結晶をつくるためには時間がかかります。結晶をつくるために機械を準備し育成するのですが、早いもので数時間、長いものだと1週間機械を動かしています。その間は目が離せませんので時差勤務をしています。

Q. アダマンド並木の魅力とは?

結晶育成は非常に難しく、オペレーターに強く依存します。温度や速度のコントロールを随時行わなければならず、その良し悪しの結果は如実に結晶に現れます。手動でやっているのに近い感じで仕事ができるので強い手作り感、オーダーメイド感があり、上手くいったときは確かな達成感が得られます。経験や腕がものをいう職人のようなイメージです。主に板材の結晶育成を行うのですが、大抵の形状のものが育成できるということが、弊社の結晶技術が持つポテンシャルの一つだと思っています。

Q. どんな時にやりがいを感じましたか?

結晶育成は金型を使用しますが、金型の最適化は最大のテーマの一つです。当時私が製造技術として担当していた機種で生産性の改善が難航しており、アイデアに困窮したため、数週間現場のオペレーターとして従事したことがありました。その中で閃いた奇抜な案を上司に相談、なんとか許可を貰うことができました。これは結果として上手くいき、以降は設計においてひとつのベースとなりました。どれだけデータを集めても上手くいかなかった案件だったので、育成の難しさをあらためて感じつつも、この結果は心に残るものとなりました。

Q. 将来挑戦したい仕事は何ですか?

これまでずっと結晶育成を担当してきましたが、これは製品をつくる上では最初の工程にすぎません。広く視野を持って製品に近いところまで携わっていきたい気持ちもあります。そのため、日々勉強し知見を広めていきたいと思います。

Q. この仕事に向いていると思うのはどんな人ですか?

長い時間集中してしなければいけない仕事なので、粘り強さは必要です。大学の学部はあまり関係なく、なんでもチャレンジして自分で吸収できる人が活躍できると思います。以前アメリカに駐在していた時、現地の工場で素人のオペレーターを雇っていましたが、徐々にできるようになっていったので、専門知識はなくてもトレーニング次第でできるとは思います。
現地では開発ではなく製造として携わっていて、サファイアの量産を行っていました。英検三級のレベルで海外に行ったけれど、体当たりで何とかなりました。技術職でも海外にいくことは0ではないです。