カンチレバー

レコード・カートリッジのカンチレバーは、レコード針により、レコード盤からピックアップした振動を忠実に伝達するために、レコード針と同様に重要な振動系の部品です。そして、カンチレバーは、振動をより正確に伝達させる為、

・軽さ
・硬さ(ヤング率)

が要求されます。
カートリッジ特性における特徴を出す一つのファクターにもなっており、多種の材質、寸法、形状があります。
最近の高級カートリッジでは、Hi-Fiを目指しカンチレバーに接続するサスペンション機構や、磁気回路部品についても材質、加工、組立精度が要求されているため、それに応えられる態勢をとっています。

カンチレバーの種類と特長

 

アルミニウムパイプ

アルミニウム製カンチレバーは比重が軽く、チップの圧入が可能な事から、スムーズに安定した正確なトレースパフォーマンスでカッティングされた情報を余すことなくピックアップします。

OD : φ0.5 ±0.02
ID : φ0.4 ±0.02
OD : φ0.6 ±0.02
ID : φ0.5 ±0.02
L  : 6.0 ±0.2
 

ボロンロッド

弾性係数が大きく、比剛性が非常に高く、音の伝達速度が速いですが、加工性が悪く、脆いことからチップは接着剤のみで固定されています。コストパフォーマンスは抜群です。

OD : φ0.28 ±0.02
L  : 6.0 ±0.2  
 

ジルコニアパイプ

素材の比重が6.0と比較的高い為、当社の技術を駆使して、パイプ状に加工が施されており、他の材料とは趣の異なる音を奏でます。

OD : φ0.3 ±0.02
ID : φ0.2 ±0.02
L  : 5.0 ±0.2  
表面処理:研磨
 

サファイアロッド

サファイアのカンチレバーは剛性が高く、針先の振動を忠実に伝えるため、金属カンチレバーに比べて、よりクリアな音を楽しむことができるといわれています。

OD : φ0.3 ±0.02
L  : 6.0 ±0.2  
表面処理:研削
 

ルビーロッド

サファイアの主成分であるアルミニウムイオンの一部がクロムに置き換わり、赤以外の光が吸収され、赤く見えます。特性的にもサファイアと似通っているところがありますが、視覚的にも好まれて使われています。

OD : φ0.3 ±0.02
L  : 5.5 ±0.2  
表面処理:研削
 

ダイヤモンドロッド

ダイヤモンドが地球上でもっとも硬く、素材に力が加わった際に変形を起こしにくく、また素材内部での音の伝達速度が他の素材を圧倒して速いことから、音響機器の振動系に使用するものとしては最良の素材であるといえます。レコード再生時にスタイラスチップや カンチレバーが盤溝をトレースした際の動きを極めて正確に伝えることができます。

OD : 0.22 ±0.01
L  : 5.0 ±0.2  
表面処理:研削

カンチレバーの物理特性

  
ヤング率 E 密度 ρ音速C=√E/ρ モース硬度
ボロン 656 2.41 16,200 9.3
ダイヤモンド 1,050 3.5 18,000 10
アルミニウム 68 2.69 6,320 2.7
サファイア 470 3.97 11,180 9
ルビー 372 4.00 11,180 9
ジルコニア 200 6.05 4,650
7,060
6

アルミパイプカンチレバー仕様

ボロンカンチレバー仕様

サファイア・ルビーカンチレバー仕様

ダイヤモンドカンチレバー仕様

ジルコニアカンチレバー仕様

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